病気は事前に治すもの血液の流れで未病をキャッチ


東洋医学には「未病」という考え方があります。
これは具合が悪いのに病院などで検査をしても異常がでない状態、つまり病気の前段階である状態をいいます。本来ならば、この状態で食事や運動など、日々の生活のなかで予防を行い、病気を未然に防ぎたいものです。けれど、現在の医学では自覚症状があっても検査値に異常がなければ"健康"と判断されてしまいます。
そんななか、血液のサラサラ、ドロドロを意識すれば、これまで見過ごされがちだった 「未病」の段階で自分がかかりやすい病気を知ることでき、予防することができるのです。
みなさんも、ライフスタイルを振り返って、ご自分の血液の流れを想像してみませんか?

肉食よりも野菜中心がいい?それよりも、まず規則正しい食生活を


MC-FANを使って血液サラサラ検査をしてみると、食事内容によって血液の流れに違いがあることがわかりました。肉中心の食事をしている人のほうが、野菜中心の食事をしている人のほうが、血液がドロドロの割合が高いという結果がでたのです。
ただし、それらを食べることが悪いのではなく、食べ過ぎや栄養バランスの偏りが大きな問題。まずは規則正しい食生活を心がけましょう。
また、糖分やアルコールのとりすぎも、血液をドロドロにする大きな要因なので気をつけましょう。

少量のアルコールなら血液サラサラ効果あり


少量のアルコールは、血の流れを良くします。アルコールを"毎日少量を飲む""毎日大量に飲む""まったく飲まない"人たちのグループで検査したところ、いちばん血液がサラサラなのが、毎日少量を飲むグループでした。
しかし、驚きなのが、まったく飲まない人たちのほうが、毎日大量に飲むひとたちよりも血液の流れが悪いのです。
ビールには赤血球の変形する力が高くなる効果が、ワインと日本酒には血小板が固まりにくくなる効果があるのです。しかし、いずれも適量を超えると、ドロドロ血液の原因となるのでご注意を。

運動不足にご注意を


運動をしないとカロリーが消費されずに肥満になるばかりか、食後の高脂血状態が長く続くため血液のドロドロ化はさらに進んでしまいます。
しかし、運動をして筋肉の収縮と弛緩が繰り返されれば、筋肉中の血液の流れもよくなるため、例えドロドロの血液でも、しだいに流れやすくなります。
ただし、全力疾走のような激しい運動ではなく、ウォーキングのように筋肉への酸素供給が十分に行える有酸素運動を1日に30〜40分行うのが理想です。

手足の冷えもドロドロを促進


生理痛や生理不順、疲れやすい、肩が凝るといった症状は、どれも冷え性からくるものかもしれません。
最近では、女性ばかりではなく男性にも見られるようになった冷え性の人の血液は、ほとんどがドロドロ状態。
冷え性だと、新陳代謝が低下するため、エネルギーの生産が十分に行われず、風邪を引きやすい、疲れやすいなどの症状がでてしまいます。
大切なのは、冷やさない服装と食べ物。野菜を食べるときには、生野菜ではなく温野菜をとるようにするなど、体のなかから温めるようにしましょう。

現代人とストレスの深〜い関係


食事は野菜中心、運動も毎日やっているのに、なぜか血液はドロドロ。こんな人も少なくありません。実は、ストレスでも血液は流れにくくなってしまうのです。
人間関係や仕事のプレッシャー、不規則な勤務状況からくる、精神的や肉体的なストレスは、アドレナリンを分泌します。
このアドレナリンは血流を増加させる反面、血液細胞の活性を高めてしまうため、血小板の凝集性、そして白血球の粘着性が高まり、血液が流れにくくなるのです。

タバコも血液をドロドロに


タバコを吸う人と吸わない人の血液の流れにも大きな差があります。タバコに含まれるニコチンは、アドレナリンの分泌を増加します。つまり、タバコを吸うとストレスを受けたときと同じ状況になって、血液が流れにくくなるのです。そのうえ、タバコを吸うと酸素輸送量が低下するため、赤血球が増加していることが多いのです。すると、さらに血液は流れにくくなり、血管にはたいへんな負荷がかかるのです。 |